外資系

外資系企業の求人は転職エージェント・転職サイトにどのくらいある?ハイクラス求人は?

外資系企業の求人は転職エージェント・転職サイトにどのくらいある?ハイクラス求人は?

外資系の求人数まとめ

転職サイト・転職エージェント公開求人数(外資系)
エンミドルの転職約11,189件
DODA約5,673件
リクルートエージェント約4,949件
ビズリーチ約4,523件
リクルートダイレクトスカウト約3,780件
マイケルペイジ約3,563件
ランスタッド約1,739件
doda X約1,454件
ロバートウォルターズ約1,495件
JACリクルートメント約1,282件
パソナキャリア約1,136件
マイナビ転職約382件

外資系の求人数から転職エージェント・転職サイトごとに解説

  1. 求人数の多さ:「エンミドルの転職」が約11,189件の求人を持っていて、最も多い求人数を提供しています。エンミドルの転職は30代以降の即戦力を求める転職サイトになります。そのため年収帯も高く、即戦力を求める外資系の求人が多いと考えられます。
  2. 中堅プレイヤー: DODA、ビズリーチ、リクルートエージェントがそれぞれ5,000件前後の求人を提供しており、これらもかなりの数の外資系の職を扱っています。
    ただビズリーチについては”外資系”というカテゴリが存在しているわけではなく、外資系というキーワードで抽出しているため、実際よりも少ない可能性があります。
  3. 専門的なエージェントの存在: マイケルペイジやロバートウォルターズ、ランスタッドなど、比較的求人数が少ないが、外資系専門または高度な専門職向けの求人を提供しているエージェントがあります。これはどちらも外資系を専門にしているため非公開求人が多くなっていることからこのような結果になっていると考えられます。
  4. 求人数の少ないサービス: マイナビ転職のように、外資系の求人数が非常に限られているサービスも存在します。これはマイナビ転職が主に国内企業に強いことを示唆しています。

外資系のハイクラス求人数まとめ

外資系求人でかつ年収800万円以上のハイクラス求人をまとめました。

転職サイト・転職エージェント公開求人数(外資系ハイクラス)
エンミドルの転職約6,291件
リクルートエージェント約4,870件
ビズリーチ約4,109件
DODA約3,522件
リクルートダイレクトスカウト約2,062件
マイケルペイジ約1,458件
ロバートウォルターズ約1,495件
ランスタッド約1,433件
doda X約1,394件
JACリクルートメント約850件
パソナキャリア約509件
マイナビ転職約152件

1. ハイクラス求人の分布

  • 「エンミドルの転職」が約6,291件と最も多く、高収入層向けの求人に強いことが分かります。先の一般的な外資系求人数が約11,189件だったことを考えると、約56%が年収800万円以上の高収入求人となっています。
  • リクルートエージェントとビズリーチも高収入求人に強く、それぞれ約4,870件と約4,109件の求人を提供しています。これらのサイトもエンミドルの転職に次いでハイクラス転職に強いと言えます。

2. 求人数の減少と集中

  • 全体の求人数に比べて、年収800万円以上の求人は数量が少なくなっていますが、特定のエージェントがハイクラス求人に特化していることが明らかです。
  • マイナビ転職など、比較的少ない求人数を提供しているサイトは、外資系のハイクラス職市場でのプレゼンスが限定的であることがわかります。

3. 専門性の影響

  • マイケルペイジやロバートウォルターズなどの外資系専門エージェントは、求人数は多くないものの、ハイクラス職においては競合する他の大手サイトと同等またはそれ以上の求人を提供しています。

外資系全体の求人数と外資系ハイクラス求人数の違い

  • ハイクラス求人は全体の求人数の一部であり、特定の転職サイトやエージェントが高収入層向けに特化していることが伺えます。
  • 一般求人数が多いサイトもハイクラス求人で強いことが多いですが、その割合や特化度は異なります。例えば、エンミドルの転職やリクルートエージェントは全体的に高収入層の求人にも強いが、マイナビ転職のようなサイトは一般的な求人に比べてハイクラス求人が少ないです。

転職サイト・転職エージェント別ハイクラス転職(800万円以上)求人数

ハイクラス転職を年収800万とするとどの程度市場にあるのか、公開求人のみでハイクラス転職エージェント・転職サイトを中心に調査しました。*数字はすべて2024年4月28日時点のものとなります

傾向としては、転職サイトであれば、転職エージェントが投稿している求人もあるため、掲載数は多め。転職エージェントは求人数が少なめ、特に外資系の転職エージェントは少なめの傾向にあります。ただ外資系の転職エージェントはハイクラス求人の中でも非公開求人を多く保有していることからも、一概に転職サイトだけに登録すればいいということではありません。

以下は、更新された情報を反映した各転職エージェントの特徴をまとめたテーブルです:

転職エージェント求人数おすすめの年代おすすめポイントスコア
JAC リクルートメント12,547件30-50代英語対応可能なキャリアコンサルタントが多く、外資系企業への転職に強い。4.5
ビズリーチ117,568件30-50代ヘッドハンターや大手企業の人事担当者から直接オファーが来る可能性がある。4.5
リクルートダイレクトスカウト約280,000件30-50代求職者のスキルに応じた高年収のスカウトオファーが豊富。4.0
DODA X約48,853件30-50代年収800万円以上の高収入求人が多い。3.5
DODA約241,209件20-50代求人数が非常に多く、様々な業界・職種に対応している。4.5
リクルートエージェント396,873件20-50代非公開求人を多数保有し、あらゆる求職者に対応している。4.5
パソナキャリア36,968件20-50代手厚いサポートと面談が特徴。女性の転職にも強い。4.0
マイナビエージェント約58,874件20-30代初めて転職する人へのサポートが充実。未経験者OKの求人も多い。4.0
Korn Ferry非公開30-50代グローバル企業への転職に強く、エグゼクティブレベルの求人が豊富。4.5
ロバートハーフ約63件30-50代外資系企業やグローバル企業の求人に強い。4.5
マイケルペイジ約4,767件30-50代海外勤務や外資系企業への転職に強い。4.0
ヘイズ約1,800件30-50代グローバル企業の求人に強く、専門職の求人が多い。4.0
ランスタッド約5,854件30-50代グローバルな求人が多く、特に外資系企業に強い。4.0
ロバートウォルターズ約1,500件30-50代外資系企業やグローバル企業の求人に特化。4.0

ハイクラス転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

JAC リクルートメント

項目詳細
求人数12,547件
非公開求人数36,000件
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界外資系、管理職、専門職
おすすめポイント英語対応可能なキャリアコンサルタントが多く、外資系企業への転職に強い。
スコア4.5
  • 幅広い業界や職種に特化した求人情報や転職支援を提供しています。エグゼクティブ層や専門職を対象とした転職支援を行っており、キャリアコンサルティングも行っています。
  • JAC Recruitmentは第二新卒レベルから、1,000万円級のものまでありました。ただどちらかといえば日系企業が多いです

ビズリーチ

項目詳細
求人数117,568件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、コンサル、金融
おすすめポイントヘッドハンターや大手企業の人事担当者から直接オファーが来る可能性がある。
スコア4.5
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ビズリーチでの『ハイクラス転職は嘘』と言われる理由を徹底解明
  • ITやエンジニア、営業など、幅広い職種の転職支援を行っています。主に求職者と企業をマッチングさせるプラットフォームを提供しており、自己PRやスキルセットの強化を支援しています。
  • 全ての機能を使うには月額利用料を支払う必要があります

リクルートダイレクトスカウト

項目詳細
求人数約280,000件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、コンサル
おすすめポイント求職者のスキルに応じた高年収のスカウトオファーが豊富。
スコア4.0
関連ページリクルートダイレクトスカウトの評判は悪い?
  • リクルートグループが運営するサービスで、特定の人材に対して企業から直接スカウトされる機会を提供しています。個人のスキルや経験にマッチした求人情報を受け取ることができます。
  • こちらは前まではCareer Carverというサービスでした。ビズリーチについで利用すべきサイトであると感じます。外資系から日系企業まで幅広い転職エージェントが利用しています。直接企業応募は少なかったと思います。

DODA X

項目詳細
求人数約48,853件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、コンサル
おすすめポイント年収800万円以上の高収入求人が多い。
スコア3.5
  • ITやエンジニア、デジタル領域などの求人情報や転職支援を行っています。特にテクノロジー分野の専門職を対象としており、ニーズに合った案件を提供しています。
  • 直近でできたサービスということもあり、ユーザー数や求人数が少ないです

初めての転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

DODA

項目詳細
求人数約241,209件
非公開求人数非公開
エリア全国
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、通信、メーカー
おすすめポイント求人数が非常に多く、様々な業界・職種に対応している。
スコア4.5

リクルートエージェント

項目詳細
求人数396,873件
非公開求人数349,281件
エリア全国、海外
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、通信、メーカー、商社
おすすめポイント非公開求人を多数保有し、あらゆる求職者に対応している。
スコア4.5

日本国内最大手の転職エージェントであり、幅広い業種・職種の求人情報を提供しています。個別のキャリアコンサルティングや転職サポートも充実しています。

パソナキャリア

項目詳細
求人数36,968件
非公開求人数45,000件
エリア全国
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、メーカー、金融
おすすめポイント手厚いサポートと面談が特徴。女性の転職にも強い。
スコア4.0

パソナグループの一員であり、高度な専門職やエグゼクティブ層向けの転職支援を行っています。業界に特化した求人情報やキャリアコンサルティングを提供しています。

マイナビエージェント

項目詳細
求人数約58,874件
非公開求人数13,060件
エリア全国
おすすめの年代20-30代
得意業界IT、メーカー、商社
おすすめポイント初めて転職する人へのサポートが充実。未経験者OKの求人も多い。
スコア4.0

マイナビが運営する転職エージェントで、高いポジションや給与水準の求人情報を扱っています。管理職や専門職を対象とした転職支援を提供しています。特に新卒・若手から中途採用まで幅広い支援を行っています。

外資系の転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

Korn Ferry

項目詳細
求人数非公開
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界経営、管理職、専門職
おすすめポイントグローバル企業への転職に強く、エグゼクティブレベルの求人が豊富。
スコア4.5
  • エグゼクティブサーチや人材コンサルティングなど、幅広いサービスを提供しています。リーダーシップ評価や組織開発、人材獲得・育成など、経営層やリーダーシップ層を対象としたコンサルティングを行っています。
  • 完全なC levelと言われるような役員向けポジションといえばKorn Ferryです。言い方は悪いですが、そこに満たない方は門前払いでしょう。外資系になりますので英語も必須です

ロバートハーフ

項目詳細
求人数約63件
非公開求人数非公開
エリア東京・大阪
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、会計
おすすめポイント外資系企業やグローバル企業の求人に強い。
スコア4.5
  • 世界的な人材サービス企業であり、フィナンシャルサービスや会計、金融、技術、法務など、さまざまな分野の専門職における人材紹介を行っています。また、プロジェクトスタッフィングや一時的なプロジェクトの人員派遣も手がけています。
  • 非公開求人が多く、転職エージェントとしては外国人が多いです。そのため英語が得意な人やビジネスレベル以上の英語力を持った方、また英語面接の練習をしたい方は登録してみてもいいでしょう。

マイケルペイジ

項目詳細
求人数約4,767件
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、製造業
おすすめポイント海外勤務や外資系企業への転職に強い。
スコア4.0
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マイケルペイジから連絡がないときは?
  • 世界的に有名な専門職に特化した人材紹介企業です。金融、会計、法律、テクノロジー、マーケティング、エンジニアリングなど、さまざまな分野で専門的なサービスを提供しています。グローバルに拠点を持ち、高度な人材の採用において評価が高いです。
  • Robert Half同様に外国人のエージェントが多いのですが、日本人も多数在籍しています。案件数もコンフィデンシャルなものが多く、公開されている求人も非常に多岐にわたります。
  • 外資系といえば、マイケルペイジというのが業界的には有名ですので登録しておいて損はないでしょう。

ヘイズ

項目詳細
求人数約1,800件
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、製造業
おすすめポイントグローバル企業の求人に強く、専門職の求人が多い。
スコア4.0
  • ヘイズは世界的な人材サービス企業であり、専門職に特化した人材紹介や労働市場の情報提供を行っています。金融、IT、建築、エンジニアリング、医療、法律など、多岐にわたる分野でサービスを提供しています。
  • 外資系に特化したエージェントですが、日本人も多く、非常に案件も多岐にわたります。マイケルペイジと比べると非公開求人の割合がヘイズは多い印象です。

ランスタッド

項目詳細
求人数約5,854件
非公開求人数36,000件
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、製造業、物流
おすすめポイントグローバルな求人が多く、特に外資系企業に強い。
スコア4.0
関連ページランスタッドの評判は?
  • Randstadは、世界的な人材サービス企業であり、派遣労働、人材紹介、アウトソーシングなどのサービスを提供しています。さまざまな業界や職種において、企業のニーズに応じた人材を提供しています。
  • 外資系向きのエージェントですが、私は割と日系グローバル企業を紹介されることが多かったです。ただ日本人のエージェントが担当だったこともあり、相談はしやすい印象でした。

ロバートウォルターズ

項目詳細
求人数約1,500件
非公開求人数非公開
エリア東京・大阪
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、会計
おすすめポイント外資系企業やグローバル企業の求人に特化。
スコア4.0
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外資系企業一覧(業界別)

外資系企業一覧(業界別)

IT・テクノロジー業界での外資系企業

IT・テクノロジー業界には世界的に有名な外資系企業が数多く存在し、それぞれが特定の技術やサービスで市場をリードしています。

Google (アルファベット):

  • グーグル合同会社(Google LLCの日本法人)
  • 特徴: 検索エンジンのリーダーであり、広告、クラウドコンピューティング、人工知能、モバイルオペレーティングシステム(Android)など幅広い分野で事業を展開。

Apple:

  • アップルジャパン合同会社(Apple Inc.の日本法人)
  • 特徴: 革新的な製品(例: iPhone, iPad, MacBook)で知られる。デザインとユーザー体験に重点を置き、業界のトレンドを設定。

マイクロソフト:

  • 日本マイクロソフト株式会社(Microsoft Corporationの日本法人)
  • 特徴: ソフトウェア、サービス、デバイスの開発で知られる。Windows OSやOffice製品、Azureクラウドサービスで市場をリード。

アマゾン:

  • アマゾンジャパン合同会社(Amazon.com, Inc.の日本法人)
  • 特徴: 世界最大のオンライン小売業者。クラウドコンピューティング(AWS)、人工知能、物流技術でも革新を進める。

Facebook:

  • フェイスブックジャパン株式会社(Facebook, Inc.の日本法人、ただしFacebook, Inc.は現在Meta Platforms, Inc.として知られています)
  • 特徴: ソーシャルメディアプラットフォームの先駆者。Instagram、WhatsAppを含む多数のコミュニケーションツールを提供。

IBM:

  • 日本アイ・ビー・エム株式会社(International Business Machines Corporationの日本法人)
  • 特徴: コンピューター技術とITコンサルティングのパイオニア。クラウドコンピューティング、人工知能(Watson)、ブロックチェーン技術で知られる。

Intel:

  • インテル株式会社(Intel Corporationの日本法人)
  • 特徴: マイクロプロセッサと半導体の世界的な製造業者。パソコンからデータセンター、IoTデバイスまで、幅広い製品にその技術が使われている。

NVIDIA:

  • エヌビディア合同会社(NVIDIA Corporationの日本法人)
  • 特徴: グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)のリーディングカンパニー。ゲーミング、プロフェッショナルビジュアライゼーション、データセンター、自動運転車の分野で革新を続ける。

Salesforce:

  • セールスフォース・ドットコム株式会社(Salesforce.com, Inc.の日本法人)
  • 特徴: クラウドベースのCRM(Customer Relationship Management)ソリューションの先駆者。顧客関係管理を通じてビジネスのデジタルトランスフォーメーションを支援。

Adobe:

  • アドビ株式会社(米Adobe Inc.の日本法人)
  • 特徴: デジタルメディアとデジタルマーケティングソリューションを提供。PhotoshopやAcrobat Readerなどのソフトウェアで広く知られる。

これらの企業は、それぞれがIT・テクノロジー業界において特定の領域で強みを持ち、革新的な製品やサービスを通じて世界中のビジネスや日常生活に影響を与えています。最新の技術トレンドや市場ニーズに敏感で、継続的な研究開発により業界の発展を牽引している点が共通しています。

金融業界での外資系企業

金融業界には多くの外資系企業が存在し、各々が特定の金融サービスや地域において強みを持っています。証券会社、銀行などで複数の会社が存在するため、はじめにグループ名、その下に日本での展開企業を記載します。

JPモルガン・チェース:

  • JPモルガン証券株式会社
  • JPモルガン・チェース銀行
  • JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
  • JPモルガン・マンサール投信株式会社
  • 特徴: 世界最大級の銀行の一つであり、投資銀行、資産管理、プライベートバンキング、財務アドバイザリーサービスなど幅広い金融サービスを提供。

ゴールドマン・サックス:

  • ゴールドマン・サックス証券株式会社
  • ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
  • ゴールドマン・サックス・バンクUSA東京支店
  • ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社
  • ゴールドマン・サックス・ジャパン・サービス株式会社
  • 特徴: 投資銀行業務で世界をリードする。M&Aアドバイザリー、資産管理、証券取引などのサービスで知られている。

モルガン・スタンレー:

  • モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社
  • モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
  • モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社
  • モルガン・スタンレー・グループ株式会社
  • モルガン・スタンレー・キャピタル株式会社
  • 特徴: 投資銀行とウェルスマネジメントで強みを持ち、企業財務アドバイザリー、証券取引、資産管理などのサービスを提供。

シティグループ:

  • シティグループ・ジャパン・ホールディングス合同会社
  • シティグループ証券株式会社
  • シティバンク、エヌ・エイ東京支店
  • シティグループ・サービス・ジャパン合同会社
  • CFJ合同会社
  • 特徴: 広範な国際ネットワークを持つ多国籍銀行。消費者銀行業務から企業向け金融サービス、投資銀行業務まで幅広く手掛ける。

バンク・オブ・アメリカ

  • BofA証券株式会社 
  • バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ 東京支店 
  • 特徴: アメリカの大手銀行の一つで、個人向け銀行業務、ウェルスマネジメント、企業金融など多岐にわたるサービスを提供。

ウェルズ・ファーゴ

  • ウェルズ・ファーゴ証券株式会社
  • ウェルズ・ファーゴ銀行東京支店
  • 特徴: 米国内で広範囲に支店を持つ、小売銀行業務が強みの銀行。企業金融、ウェルスマネジメント、モーゲージローンなどを提供。

HSBC(香港上海銀行)

  • 香港上海銀行
  • HSBC証券株式会社 
  • HSBCアセットマネジメント株式会社
  • 特徴: アジア、ヨーロッパ、アメリカを中心に世界的なネットワークを持つ。個人銀行業務、企業金融、資産管理などを展開。

ドイツ銀行
ドイツ証券株式会社
ドイツ銀行東京支店
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社

  • 特徴: ドイツ最大の銀行であり、投資銀行業務、コーポレートバンキング、資産管理などのサービスで世界的に展開。

バークレイズ

  • バークレイズ証券株式会社
  • バークレイズ銀行東京支店
  • バークレイズ投信投資顧問株式会社
  • 特徴: 英国を拠点とし、投資銀行業務や個人銀行業務、クレジットカードなど多様な金融サービスを提供する。

UBS

  • UBS証券株式会社
  • UBS銀行 東京支店
  • UBSアセット・マネジメント株式会社
  • UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社
  • UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社

これらの企業は、それぞれが金融業界における特定のニッチやサービスで世界的な影響力を持ち、国際的な金融市場で活動しています。彼らは多様な金融商品やサービスを提供し、個人投資家から大企業、さらには国家レベルのクライアントに至るまで、広範な顧客基盤にサービスを提供しています。また、グローバルな視野を持ちながらも、地域ごとの市場のニーズに合わせた柔軟な戦略を展開することで、世界各地で成功を収めています。

保険業界での外資系企業

保険業界も多数の外資系企業が活動しており、それぞれが特定の保険商品やサービスを提供しています。

アリアンツ:

  • アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパン株式会社(アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ゲーエムベ ーハーの100%子会社)
  • 特徴: ドイツに本拠を置き、世界最大級の保険および資産運用会社の一つ。生命保険、損害保険、資産運用サービスを幅広く提供。

アクサ:
アクサホールディングスジャパン株式会社(フランスのアクサエスアーの日本法人)

  • アクサ生命保険株式会社
  • アクサダイレクト生命保険株式会社
  • アクサ損害保険株式会社
  • アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社
  • 特徴: フランスに本社を置く、世界有数の保険会社。国際的なネットワークを活かして、個人向けおよび法人向けに多様な保険商品を提供。

チューリッヒ保険グループ:

  • チューリッヒ保険会社
  • 特徴: スイスに本拠を置く、世界的な保険会社。損害保険、生命保険、企業向け保険など、多岐にわたる保険サービスを展開。

プルデンシャル:

  • プルデンシャル生命保険株式会社
  • 特徴: イギリスに本社を置く、国際的な保険・金融サービスグループ。生命保険、退職後のサービス、資産運用を中心に事業を行う。

メットライフ:

  • メットライフ生命保険株式会社(MetLife Insurance K.K.
  • メットライフ アセットマネジメント株式会社
  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界有数の生命保険会社。多様な生命保険、年金、従業員福利厚生プログラムを提供。

エーオン:

  • エーオン・グループ・ジャパン株式会社
  • エーオン・ホールディングス・ジャパン株式会社
  • エーオン・ジャパン株式会社
  • エーオン・ソリューションズ・ジャパン株式会社
  • 特徴: 英国に本社を置き、保険仲介およびリスク管理が主要な事業。企業向けのリスクソリューション、保険商品を幅広く扱う。

マーシュ&マクレナン

  • マーシュ・ブローカー・ジャパン株式会社
  • マーシュ・ジャパン株式会社
  • 特徴: アメリカに本社を置く、保険ブローカーおよびリスクアドバイザリー業界のリーダー。リスク管理サービス、保険仲介、再保険サービスなどを提供。

アメリカンインターナショナルグループ(AIG)

  • AIGジャパン・ホールディングス株式会社
  • AIG損害保険株式会社
  • アメリカンホーム保証株式会社
  • 特徴: アメリカ合衆国に本拠を置く、世界有数の保険会社。損害保険、生命保険、退職保険、一般保険など広範囲にわたる保険商品を提供。

チューリッヒ・インシュアランス・グループ

  • チューリッヒ保険会社株式会社
  • 特徴: チューリッヒ保険グループの一部としてアメリカ市場で活動。幅広い損害保険商品を提供し、特に企業向け保険に強みを持つ。

これらの企業は、それぞれが保険業界において特定の分野で強みを持ち、グローバルに事業展開しています。多様な保険商品とサービスを提供することで、個人の顧客から大企業まで、幅広いニーズに応えています。また、これらの企業は、リスク管理や資産運用など、保険業務に付随するサービスも提供し、顧客に対して包括的なソリューションを提供しています。

医薬品・ヘルスケア業界での外資系企業

医薬品業界は、世界的なヘルスケアの改善に貢献する多くの外資系企業で構成されています。これらの企業は、革新的な医薬品の開発、製造、販売を通じて、様々な疾患の治療に貢献しています。

1. ファイザー(Pfizer)

  • ファイザー株式会社(Pfizer Japan Inc.)
  • ファイザー R&D ジャパン合同会社(Pfizer R&D Japan G.K.)
  • 特徴: アメリカに本社を置く世界最大級の製薬会社の一つ。抗生物質、がん治療薬、ワクチンなど、幅広い治療領域に製品を提供。

2. ロシュ(Roche)

  • 中外製薬株式会社(Chugai Pharmaceutical Co., Ltd.)

中外製薬は2002年にロシュとの戦略的提携を結び、ロシュグループの一員となりました​ (RocheNext)​​ (Wikipedia)​​ (Chugai Pharmaceutical Co., Ltd.)​。

  • 特徴: スイスに本社を置き、診断製品と治療薬で世界をリードする。特にがん治療薬や自己免疫疾患の治療薬で知られる。

3. ノバルティス(Novartis)

  • ノバルティス ファーマ株式会社
  • 特徴: スイスに本社を置く、世界有数の製薬会社。幅広い疾患領域にわたり、革新的な医薬品を開発・提供。

4. メルク(Merck & Co., Inc.)

  • MSD株式会社
  • MSDアニマルヘルス株式会社
  • 特徴: アメリカに本社を置く、世界の主要な製薬会社の一つ。がん治療薬やワクチン、バイオテクノロジー製品の開発に強み。

5. ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
  • ジャンセンファーマ株式会社(ヤンセンファーマ)
  • 特徴: 医薬品、医療機器、日用消費財の3つの事業部門を有する世界的なヘルスケア企業。広範囲な医薬品とワクチンを提供。

6. アストラゼネカ(AstraZeneca)

  • アストラゼネカ株式会社
  • アレクシオン・ファーマ株式会社
  • 特徴: イギリスに本社を置く、主にがん、心血管疾患、呼吸器疾患、感染症の領域で活動するグローバル製薬会社。

7. サノフィ(Sanofi)

  • サノフィ株式会社
  • 特徴: フランスに本社を置き、糖尿病治療薬、ワクチン、希少疾患治療薬など、多岐にわたる医薬品を開発・販売。

8. グラクソ・スミスクライン(GSK)

  • グラクソ・スミスクライン株式会社
  • 特徴: イギリスに本社を置く、ワクチン、呼吸器疾患、HIV治療薬の開発に強みを持つ製薬企業。

9. アッヴィ(AbbVie)

  • アッヴィ合同会社 アラガン・エステティックス
  • 特徴: アメリカに本社を置き、主に自己免疫疾患治療薬、がん治療薬の開発に注力するバイオ製薬会社。

10. バイエル(Bayer)

  • バイエル薬品株式会社
  • バイエルクロップサイエンス株式会社
  • 特徴: ドイツに本社を置く、医薬品と農業を2大柱とするライフサイエンス企業。処方薬だけでなく、一般消費者向けヘルスケア製品も提供。

これらの企業は、革新的な治療法の開発により、世界中の患者さんの生活の質の向上に貢献しています。また、それぞれが特定の治療領域での研究に力を入れており、新薬の開発や既存薬の改良を通じて、医療業界の発展を支えています。

消費財・小売業界での外資系企業

消費財・小売業界には、世界的に有名な多数の外資系企業が存在し、それぞれが独自の製品やサービスを通じて市場に影響を与えています。

1. プロクター&ギャンブル (Procter & Gamble, P&G)

  • P&Gジャパン合同会社
  • 特徴: 日用消費財業界のリーダーで、清潔・衛生製品、美容製品、家庭用品など幅広いカテゴリーの商品を提供。

2. ネスレ (Nestlé)

  • ネスレ日本株式会社(Nestlé Japan Ltd.)
  • 特徴: 世界最大の食品・飲料会社。コーヒー、ベビーフード、ペットフード、健康科学製品など多岐にわたる製品を展開。

3. ユニリーバ (Unilever)

  • 特徴: 食品、清潔・衛生製品、パーソナルケア製品など、多様な消費財を扱うグローバル企業。

4. コカ・コーラ (Coca-Cola)

  • 特徴: 世界で最も知られたソフトドリンクのブランド。コーラを中心に、非アルコール飲料全般を広く提供。

5. ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton)

  • 特徴: 高級ファッションブランドの代表格。高品質なバッグ、革製品、アクセサリー、時計、ジュエリーを展開。

6. ペプシコ (PepsiCo)

  • 特徴: スナック食品と飲料の大手メーカー。ペプシコーラをはじめとする飲料のほか、フリトレーのスナック製品などを製造販売。

7. アディダス (Adidas)

  • 特徴: スポーツウェアとアクセサリーの世界的ブランド。革新的なスポーツ製品とストリートファッションを提供。

8. アマゾン (Amazon)

  • 特徴: オンライン小売の巨人で、電子商取引プラットフォームを通じて幅広い商品とサービスを提供。

9. H&M (Hennes & Mauritz)

  • 特徴: スウェーデン発のファストファッション小売チェーン。最新トレンドを取り入れた手頃な価格の衣料品を提供。

10. イケア (IKEA)

  • 特徴: スウェーデンに起源を持つ、世界最大級の家具・インテリア用品小売企業。DIY組み立て式の家具で知られ、低価格でスタイリッシュな製品を提供。

これらの企業は、それぞれが消費財・小売業界において強力なブランドイメージを構築し、革新的な製品やサービスで市場をリードしています。環境や社会に対する持続可能性の取り組みも、多くの企業が重視している点の一つです。これらの企業からは、業界のトレンドや消費者のニーズを捉える手法、グローバルブランドの育成戦略など、多くの学びが得られます。

自動車業界での外資系企業

自動車業界は、グローバルな規模で競争が繰り広げられており、多数の外資系企業がその技術力とブランド価値で知られています。

1. フォルクスワーゲン (Volkswagen)

  • 特徴: ドイツに本拠を置く、世界最大級の自動車メーカーの一つ。VWだけでなく、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニなど多数のブランドを保有。

2. ダイムラーAG (Daimler AG)

  • 特徴: メルセデス・ベンツブランドで知られるドイツの自動車メーカー。高級車と商用車の製造で世界的に有名。

3. フォード・モーター (Ford Motor Company)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界的な自動車メーカー。乗用車からトラックまで、幅広い車種を提供。

4. ゼネラルモーターズ (General Motors, GM)

  • 特徴: アメリカの自動車製造大手。シボレー、キャデラックなどのブランドを有し、世界各国で事業を展開。

5. フィアット・クライスラー・オートモービルズ (Fiat Chrysler Automobiles, FCA)

  • 特徴: イタリアとアメリカの合併により誕生。フィアット、クライスラー、アルファロメオ、ジープなど複数のブランドを持つ。

6. BMW (Bayerische Motoren Werke AG)

  • 特徴: ドイツに本拠を置く、高級車とモーターサイクルの製造で有名な企業。革新的なデザインと技術で知られる。

7. アウディ (Audi AG)

  • 特徴: 高級車の製造で知られるドイツの自動車メーカー。先進的な技術とスポーティなデザインが特徴。

8. プジョー (Peugeot)

  • 特徴: フランスに本拠を置くPSAグループの一員。エレガントなデザインと効率的な性能で欧州市場を中心に人気。

9. ルノー (Renault)

  • 特徴: フランスの大手自動車メーカー。電気自動車を含む幅広い車種を提供し、イノベーションに積極的。

10. テスラ (Tesla, Inc.)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、電気自動車(EV)とエネルギー貯蔵システムの開発で有名な企業。革新的な技術とサステナビリティに注力。

これらの企業は、それぞれが独自の強みと特色を持ち、自動車業界の発展に大きく貢献しています。高級車から電気自動車まで、多様なニーズに応える製品を提供し、持続可能な移動手段の開発に向けた技術革新にも積極的に取り組んでいます。

エネルギー業界での外資系企業

エネルギー業界は、石油・ガス、再生可能エネルギー、電力など、幅広い分野をカバーしており、多くの外資系企業がグローバルに活動しています。

1. シェル (Royal Dutch Shell)

  • 特徴: オランダとイギリスに本拠を置く、世界有数の石油・ガス会社。石油の探鉱、生産、精製、販売のほか、再生可能エネルギー事業にも力を入れています。

2. エクソンモービル (ExxonMobil)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界最大級の公開石油・ガス会社。石油、天然ガスの探鉱から製品の販売まで、エネルギーの全領域にわたり事業を展開。

3. BP (British Petroleum)

  • 特徴: イギリスに本社を置く、世界的な石油・ガス会社。石油・ガスの探鉱、開発、生産のほか、再生可能エネルギーへの投資も積極的に行っています。

4. トタルエナジーズ (TotalEnergies)

  • 特徴: フランスに本社を置く、石油・ガスおよび低炭素エネルギーの多国籍企業。化石燃料のほか、太陽光、風力といった再生可能エネルギーへの関与も拡大中。

5. シェブロン (Chevron)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、大手石油会社。世界各地で石油・ガスの探鉱、生産、精製事業を展開し、化学製品の製造販売も行っています。

6. サウジアラムコ (Saudi Aramco)

  • 特徴: サウジアラビアに本社を置く、世界最大の石油会社。石油の探鉱、生産、精製、販売に加え、石油化学製品の生産にも力を入れる。

7. エネル (Enel)

  • 特徴: イタリアに本社を置く、国際的な電力・ガス企業。特に再生可能エネルギーへの強いコミットメントを持ち、世界的な電力生産においてリーダーの一角。

8. エオン (E.ON)

  • 特徴: ドイツに本社を置く、大手電力・ガス会社。ヨーロッパを中心に電力供給サービスを提供し、再生可能エネルギーへの投資を拡大しています。

9. ネクステラエナジー (NextEra Energy)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、風力および太陽光発電による再生可能エネルギーの最大手プロバイダー。持続可能なエネルギー解決策への投資に注力。

10. イベルドローラ (Iberdrola)

  • 特徴: スペインに本社を置く、世界的な電力会社。特に再生可能エネルギー分野において強みを持ち、風力発電を中心に事業を展開しています。

これらの企業は、化石燃料から再生可能エネルギーまで、エネルギー業界の幅広い分野で活動しています。各社ともに、持続可能なエネルギー供給の重要性を認識し、再生可能エネルギーへの投資を加速している点が特徴的です。

飲食・サービス業界での外資系企業

飲食・サービス業界は、グローバルに展開する多くの外資系企業によって支えられています。これらの企業は、独自のビジネスモデルやブランド力で国際市場での成功を収めています。

1. マクドナルド (McDonald’s)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界最大のファストフードチェーン。ハンバーガーを中心に、多様なメニューを提供しています。

2. スターバックス (Starbucks)

  • 特徴: アメリカのコーヒーチェーンで、世界中でコーヒーとカフェ文化を普及。高品質なコーヒー製品と快適な店舗環境で知られています。

3. KFC (Kentucky Fried Chicken)

  • 特徴: アメリカ発のファストフードチェーンで、特にフライドチキンで有名。世界的に広がる店舗ネットワークを持っています。

4. バーガーキング (Burger King)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、世界的なファストフードチェーン。フレームグリルで焼いたハンバーガーが特徴です。

5. サブウェイ (Subway)

  • 特徴: アメリカ発のサンドウィッチチェーン。カスタマイズ可能なサンドウィッチが人気で、健康志向のメニューも充実しています。

6. ピザハット (Pizza Hut)

  • 特徴: アメリカに本拠を置く、世界最大のピザチェーンの一つ。バラエティ豊かなピザやサイドメニューを提供しています。

7. ドミノ・ピザ (Domino’s Pizza)

  • 特徴: アメリカ発のピザ配達・テイクアウト専門チェーン。迅速なデリバリーサービスとオンライン注文システムで知られています。

8. タコベル (Taco Bell)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、メキシコ風ファストフードを提供するチェーン。タコスやブリトーなどのメキシコ料理が人気です。

これらの企業は、それぞれ独自のブランドイメージとメニューで世界中の顧客に愛されています。また、地域の食文化や顧客のニーズに合わせたメニュー開発とサービス改善を続けており、グローバルな飲食業界での競争をリードしています。

ホテル・旅行業界での外資系企業

ホテル・旅行業界は、多くの外資系企業がグローバルに展開しており、日本市場にも積極的に進出しています。以下に、日本に進出している有名な外資系ホテル・旅行業界の企業10社とその特徴を紹介します。

1. マリオット・インターナショナル (Marriott International)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置き、世界最大級のホテルチェーン。高級ブランドからカジュアルなステイまで、幅広いニーズに応えるブランドポートフォリオを持つ。

2. ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ (Hilton Hotels & Resorts)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、世界的なホテルブランド。高いサービス品質と快適な滞在体験で知られており、日本国内でも複数のホテルを展開。

3. ハイアット・ホテルズ (Hyatt Hotels)

  • 特徴: 豊かなおもてなしと洗練されたデザインで知られるアメリカのホテルグループ。ビジネス客から観光客まで幅広く対応する施設を日本各地に展開。

4. アコーホテルズ (AccorHotels)

  • 特徴: フランスに本社を置き、ソフィテルやノボテルなど複数のホテルブランドを運営。日本では特にビジネスと観光の両方で利用される施設を展開。

5. IHG (InterContinental Hotels Group)

  • 特徴: インターコンチネンタルやクラウンプラザ、ホリデイ・インなど、多様なブランドを展開するイギリスのホテル会社。日本国内でも国際的なサービスを提供。

6. シェラトン・ホテルズ&リゾーツ (Sheraton Hotels & Resorts)

  • 特徴: マリオット・インターナショナルに属する、世界中に展開する老舗ホテルブランド。ビジネスとレジャーの両方に適した高品質なサービスを日本でも提供。

7. ウェスティン・ホテルズ&リゾーツ (Westin Hotels & Resorts)

  • 特徴: ヘルス&ウェルネスに焦点を当てたアメリカの高級ホテルブランド。心地よい滞在を提供し、日本の主要都市にも進出している。

8. フォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツ (Four Seasons Hotels and Resorts)

  • 特徴: カナダ発の超高級ホテルチェーン。細部にまで行き届いたサービスと豪華な施設で、東京や京都に代表される日本の文化都市に位置する。

9. ラディソン・ホテル・グループ (Radisson Hotel Group)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界中でブランドホテルを展開。ビジネス向けの施設からリゾート施設まで、多様なサービスを日本でも提供している。

10. アナンタラ・ホテルズ&リゾーツ (Anantara Hotels, Resorts & Spas)

  • 特徴: タイに本社を置く、アジア、インド洋、アフリカ、ヨーロッパに豪華リゾートとスパを展開。非日常的な贅沢な体験とアジアンテイストのおもてなしで知られている。

これらの企業は、日本国内で国際的なホスピタリティと高品質なサービスを提供し、日本の観光産業やビジネスシーンにおいて重要な役割を果たしています。それぞれのブランドが持つ独自の魅力とサービスで、多様な顧客のニーズに応えています。

人材業界での外資系企業

人材業界は、多くの外資系企業がグローバルに展開しており、日本市場にも積極的に進出しています。これらの企業は、独自のサービスや豊富な国際ネットワークを活かし、日本の雇用市場に多様な選択肢を提供しています。

1. アデコ (Adecco)

  • 特徴: スイスに本社を置く、世界最大級の人材派遣・紹介会社。幅広い職種での派遣、紹介を行っており、日本国内でも多数の支店を展開しています。

2. ランスタッド (Randstad)

  • 特徴: オランダに本拠を置く、世界有数の人材サービス会社。派遣、紹介予定派遣、人材紹介など、多岐にわたるサービスを日本で提供。

3. マンパワーグループ (ManpowerGroup)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、世界をリードする人材サービス企業。派遣、人材紹介、アウトソーシングサービスを日本で展開。

4. ロバート・ハーフ (Robert Half)

  • 特徴: アメリカ発の、専門職種に特化した人材紹介サービスを提供する企業。会計、金融、IT分野のスペシャリストの紹介に強みを持つ。

5. ケリーサービシズ (Kelly Services)

  • 特徴: アメリカに本社を置く、幅広い業界に人材ソリューションを提供する会社。一時的なスタッフから直接雇用まで、多様なニーズに対応。

6. ヘイズ・リクルートメント (Hays Recruitment)

  • 特徴: イギリスに本拠を置く、専門性の高い職種への人材紹介に特化した企業。日本では、IT、会計・金融、建設・不動産などの分野で活動。

7. マイケル・ペイジ (Michael Page)

  • 特徴: イギリスに本社を置く、専門職の中間・上級管理職向け人材紹介を行う。日本では、外資系企業や大手国内企業向けのサービスを提供。

8. ロバートウォルターズ (Robert Walters)

  • 特徴: イギリスに本拠を置き、国際的な人材紹介サービスを提供。日本では、特に外資系企業向けの中間・上級職の専門職種に強みを持つ。

9. モーガン・マッキンリー (Morgan McKinley)

  • 特徴: アイルランドに本社を置き、プロフェッショナルなキャリアに特化した人材紹介サービスを展開。日本では、金融、IT、HRなどの分野でサポート。

10. リンクトイン (LinkedIn)

  • 特徴: アメリカ合衆国に本社を置く、プロフェッショナル向けのソーシャルネットワーキングサービス。人材紹介やキャリア開発のためのプラットフォームとして、日本でも利用されています。

これらの企業は、日本の人材市場において、求職者と企業のマッチングにおいて重要な役割を果たしています。それぞれが提供する国際的な視点とサービスで、日本国内の雇用機会の多様化と質の向上に貢献しています。

転職サイト・転職エージェント別ハイクラス転職(800万円以上)求人数

ハイクラス転職を年収800万とするとどの程度市場にあるのか、公開求人のみでハイクラス転職エージェント・転職サイトを中心に調査しました。*数字はすべて2024年4月28日時点のものとなります

傾向としては、転職サイトであれば、転職エージェントが投稿している求人もあるため、掲載数は多め。転職エージェントは求人数が少なめ、特に外資系の転職エージェントは少なめの傾向にあります。ただ外資系の転職エージェントはハイクラス求人の中でも非公開求人を多く保有していることからも、一概に転職サイトだけに登録すればいいということではありません。

以下は、更新された情報を反映した各転職エージェントの特徴をまとめたテーブルです:

転職エージェント求人数おすすめの年代おすすめポイントスコア
JAC リクルートメント12,547件30-50代英語対応可能なキャリアコンサルタントが多く、外資系企業への転職に強い。4.5
ビズリーチ117,568件30-50代ヘッドハンターや大手企業の人事担当者から直接オファーが来る可能性がある。4.5
リクルートダイレクトスカウト約280,000件30-50代求職者のスキルに応じた高年収のスカウトオファーが豊富。4.0
DODA X約48,853件30-50代年収800万円以上の高収入求人が多い。3.5
DODA約241,209件20-50代求人数が非常に多く、様々な業界・職種に対応している。4.5
リクルートエージェント396,873件20-50代非公開求人を多数保有し、あらゆる求職者に対応している。4.5
パソナキャリア36,968件20-50代手厚いサポートと面談が特徴。女性の転職にも強い。4.0
マイナビエージェント約58,874件20-30代初めて転職する人へのサポートが充実。未経験者OKの求人も多い。4.0
Korn Ferry非公開30-50代グローバル企業への転職に強く、エグゼクティブレベルの求人が豊富。4.5
ロバートハーフ約63件30-50代外資系企業やグローバル企業の求人に強い。4.5
マイケルペイジ約4,767件30-50代海外勤務や外資系企業への転職に強い。4.0
ヘイズ約1,800件30-50代グローバル企業の求人に強く、専門職の求人が多い。4.0
ランスタッド約5,854件30-50代グローバルな求人が多く、特に外資系企業に強い。4.0
ロバートウォルターズ約1,500件30-50代外資系企業やグローバル企業の求人に特化。4.0

ハイクラス転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

JAC リクルートメント

項目詳細
求人数12,547件
非公開求人数36,000件
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界外資系、管理職、専門職
おすすめポイント英語対応可能なキャリアコンサルタントが多く、外資系企業への転職に強い。
スコア4.5
  • 幅広い業界や職種に特化した求人情報や転職支援を提供しています。エグゼクティブ層や専門職を対象とした転職支援を行っており、キャリアコンサルティングも行っています。
  • JAC Recruitmentは第二新卒レベルから、1,000万円級のものまでありました。ただどちらかといえば日系企業が多いです

ビズリーチ

項目詳細
求人数117,568件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、コンサル、金融
おすすめポイントヘッドハンターや大手企業の人事担当者から直接オファーが来る可能性がある。
スコア4.5
関連ページビズリーチと他転職サイトの違いとは?
ビズリーチでの『ハイクラス転職は嘘』と言われる理由を徹底解明
  • ITやエンジニア、営業など、幅広い職種の転職支援を行っています。主に求職者と企業をマッチングさせるプラットフォームを提供しており、自己PRやスキルセットの強化を支援しています。
  • 全ての機能を使うには月額利用料を支払う必要があります

リクルートダイレクトスカウト

項目詳細
求人数約280,000件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、コンサル
おすすめポイント求職者のスキルに応じた高年収のスカウトオファーが豊富。
スコア4.0
関連ページリクルートダイレクトスカウトの評判は悪い?
  • リクルートグループが運営するサービスで、特定の人材に対して企業から直接スカウトされる機会を提供しています。個人のスキルや経験にマッチした求人情報を受け取ることができます。
  • こちらは前まではCareer Carverというサービスでした。ビズリーチについで利用すべきサイトであると感じます。外資系から日系企業まで幅広い転職エージェントが利用しています。直接企業応募は少なかったと思います。

DODA X

項目詳細
求人数約48,853件
非公開求人数なし
エリア全国
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、コンサル
おすすめポイント年収800万円以上の高収入求人が多い。
スコア3.5
  • ITやエンジニア、デジタル領域などの求人情報や転職支援を行っています。特にテクノロジー分野の専門職を対象としており、ニーズに合った案件を提供しています。
  • 直近でできたサービスということもあり、ユーザー数や求人数が少ないです

初めての転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

DODA

項目詳細
求人数約241,209件
非公開求人数非公開
エリア全国
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、通信、メーカー
おすすめポイント求人数が非常に多く、様々な業界・職種に対応している。
スコア4.5

リクルートエージェント

項目詳細
求人数396,873件
非公開求人数349,281件
エリア全国、海外
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、通信、メーカー、商社
おすすめポイント非公開求人を多数保有し、あらゆる求職者に対応している。
スコア4.5

日本国内最大手の転職エージェントであり、幅広い業種・職種の求人情報を提供しています。個別のキャリアコンサルティングや転職サポートも充実しています。

パソナキャリア

項目詳細
求人数36,968件
非公開求人数45,000件
エリア全国
おすすめの年代20-50代
得意業界IT、メーカー、金融
おすすめポイント手厚いサポートと面談が特徴。女性の転職にも強い。
スコア4.0

パソナグループの一員であり、高度な専門職やエグゼクティブ層向けの転職支援を行っています。業界に特化した求人情報やキャリアコンサルティングを提供しています。

マイナビエージェント

項目詳細
求人数約58,874件
非公開求人数13,060件
エリア全国
おすすめの年代20-30代
得意業界IT、メーカー、商社
おすすめポイント初めて転職する人へのサポートが充実。未経験者OKの求人も多い。
スコア4.0

マイナビが運営する転職エージェントで、高いポジションや給与水準の求人情報を扱っています。管理職や専門職を対象とした転職支援を提供しています。特に新卒・若手から中途採用まで幅広い支援を行っています。

外資系の転職におすすめな転職エージェント・転職サイト

Korn Ferry

項目詳細
求人数非公開
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界経営、管理職、専門職
おすすめポイントグローバル企業への転職に強く、エグゼクティブレベルの求人が豊富。
スコア4.5
  • エグゼクティブサーチや人材コンサルティングなど、幅広いサービスを提供しています。リーダーシップ評価や組織開発、人材獲得・育成など、経営層やリーダーシップ層を対象としたコンサルティングを行っています。
  • 完全なC levelと言われるような役員向けポジションといえばKorn Ferryです。言い方は悪いですが、そこに満たない方は門前払いでしょう。外資系になりますので英語も必須です

ロバートハーフ

項目詳細
求人数約63件
非公開求人数非公開
エリア東京・大阪
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、会計
おすすめポイント外資系企業やグローバル企業の求人に強い。
スコア4.5
  • 世界的な人材サービス企業であり、フィナンシャルサービスや会計、金融、技術、法務など、さまざまな分野の専門職における人材紹介を行っています。また、プロジェクトスタッフィングや一時的なプロジェクトの人員派遣も手がけています。
  • 非公開求人が多く、転職エージェントとしては外国人が多いです。そのため英語が得意な人やビジネスレベル以上の英語力を持った方、また英語面接の練習をしたい方は登録してみてもいいでしょう。

マイケルペイジ

項目詳細
求人数約4,767件
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、製造業
おすすめポイント海外勤務や外資系企業への転職に強い。
スコア4.0
関連ページマイケルペイジの口コミは?
マイケルペイジから連絡がないときは?
  • 世界的に有名な専門職に特化した人材紹介企業です。金融、会計、法律、テクノロジー、マーケティング、エンジニアリングなど、さまざまな分野で専門的なサービスを提供しています。グローバルに拠点を持ち、高度な人材の採用において評価が高いです。
  • Robert Half同様に外国人のエージェントが多いのですが、日本人も多数在籍しています。案件数もコンフィデンシャルなものが多く、公開されている求人も非常に多岐にわたります。
  • 外資系といえば、マイケルペイジというのが業界的には有名ですので登録しておいて損はないでしょう。

ヘイズ

項目詳細
求人数約1,800件
非公開求人数非公開
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、製造業
おすすめポイントグローバル企業の求人に強く、専門職の求人が多い。
スコア4.0
  • ヘイズは世界的な人材サービス企業であり、専門職に特化した人材紹介や労働市場の情報提供を行っています。金融、IT、建築、エンジニアリング、医療、法律など、多岐にわたる分野でサービスを提供しています。
  • 外資系に特化したエージェントですが、日本人も多く、非常に案件も多岐にわたります。マイケルペイジと比べると非公開求人の割合がヘイズは多い印象です。

ランスタッド

項目詳細
求人数約5,854件
非公開求人数36,000件
エリア全国、海外
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、製造業、物流
おすすめポイントグローバルな求人が多く、特に外資系企業に強い。
スコア4.0
関連ページランスタッドの評判は?
  • Randstadは、世界的な人材サービス企業であり、派遣労働、人材紹介、アウトソーシングなどのサービスを提供しています。さまざまな業界や職種において、企業のニーズに応じた人材を提供しています。
  • 外資系向きのエージェントですが、私は割と日系グローバル企業を紹介されることが多かったです。ただ日本人のエージェントが担当だったこともあり、相談はしやすい印象でした。

ロバートウォルターズ

項目詳細
求人数約1,500件
非公開求人数非公開
エリア東京・大阪
おすすめの年代30-50代
得意業界IT、金融、会計
おすすめポイント外資系企業やグローバル企業の求人に特化。
スコア4.0
関連ページロバートウォルターズの評判は?

外資系企業とは?企業例や転職のメリット・デメリット、仕事内容をわかりやすく簡単に解説

外資系企業とは?企業例や転職のメリット・デメリット、仕事内容をわかりやすく簡単に解説

ハイクラス転職をするにあたり、候補の一つとなってくる外資系企業。年収が日系企業と比べて高いことで有名ですが、ここでは外資系企業について知っておきたい情報や転職した後に困らないよう外資系企業のメリットデメリットについても解説します。

外資系企業とは?

一般的に外資系企業とは、3つの種類があり、海外の企業が日本へ進出し、その100%子会社や日本法人や日本支社のこと、また海外の企業と日本企業の共同出資や一定比率以上の株式を海外企業が保有する企業、日系企業が外資系企業に買収された場合も外資系企業と分類される場合があります。

外資系企業の種類
海外の企業が日本へ進出し、100%子会社や日本法人として設立Google合同会社、Amazonジャパン合同会社
日系企業と外資系企業の共同出資により設立された企業レノボ
日本企業が外資系企業に買収され外資系企業となるパイオニア・シャープ

海外の企業が日本へ進出し、100%子会社や日本法人として設立

このパターンが最も多く、会社名にジャパンとついたりします。Google LLC、つまりアメリカのGoogleも日本ではGoogle合同会社、アマゾンもAmazonジャパン合同会社、マッキンゼーに関しても、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパンとして日本法人を設立しています。マイクロソフトなどもコチラにあたります。

(例)Google合同会社、Amazonジャパン合同会社、日本マイクロソフト株式会社

日系企業と外資系企業の共同出資により設立された企業

外国の資本によって設立された、または経営が行われている企業を指す、上記のような100%子会社を外資系企業と考えがちですが、完全な外資所有の企業だけでなく、外国企業が一定の比率以上の株式を保有する合弁事業も外資系企業として含まれます。海外の企業が50%以上なのかそうではないのかによって文化も変わってきますが、日本での展開がうまくいった際には、海外資本が増える・減るといったことが見受けられます。また海外資本が増えた際には外資系企業特有のカルチャーが濃くなります。

製造業ではレノボ・ジャパンなどはレノボとNECの合弁会社となります。また富士ゼロックスや日本マクドナルドも当初はこの共同出資でしたが、徐々に株式の比率が変わり、富士ゼロックスは富士フイルムの完全子会社となるなどしています。また昨今では、伊藤忠商事がボストン・コンサルティンググループとAIを使った業務改善の会社を立ち上げることを発表しています。

(例)レノボ・ジャパン

日本企業が外資系企業に買収され外資系企業となる

日本企業が外資系ファンドにM&Aをされ、結果として外資系企業になるというケースも見られます。外資系と日本企業では働く文化も違うことから、特に残業や給与の面で違いが出てきます。無駄な残業が多く、成果が出ていない場合は降格。利益が全く出ない部門は閉鎖し、所属メンバーは最悪の場合、解雇といった厳しい部分も出てきます。

代表例だとパイオニア、シャープもこれにあたります。

(例)パイオニア・シャープ

外資系企業の特徴とは?日系企業と何が違う?

グローバルな視野

外資系企業はグローバルな視野を持ち、国際的なネットワークを活用してビジネスを展開します。

高い報酬・給与

一般に、外資系企業は日本の企業と比較して高い給与を支払います。成果を出す社員をしっかり評価する。売り上げが上がっているのであればそれを社員に還元するスタンスでしょう。若手であっても成果が出ていれば20代でも管理職、そして高い給与を手にしている事例は多いです。

成果主義・パフォーマンス重視

業績や成果に基づく評価システムを採用している場合が多く、実力主義の文化が根付いています。日本企業はプロセスで評価するのに対して、外資系企業はあくまでも結果を求めます。

フラットな組織構造

日本の伝統的な企業よりも階層が少なく、フラットな組織構造を採用していることが多いです。何か不明点があれば上司、そしてその上の社長も気軽に話すことができる組織が非常に多いです。

ダイバーシティとインクルージョン

多様性を尊重し、異文化間の理解を深める働き方を推進しています。これは日系企業と比べると顕著に表れています。昨今で話題になっているLGBTQ+などのイベントであっても基本的に外資系企業が非常に多く出展しています。企業文化の一部になっていますし、当事者の方々も非常に多く存在し、差別がない状態です。

新卒は基本的に取らず、即戦力採用が多い

外資系は大企業になれば新卒も採用していますが、そこまで大きくはない企業は新卒はほぼ採用しません。理由は研修なども整っていないことも多く、即戦力として働いてほしいからです。そのために高い給与を払っていると考えています。もちろん、新卒を採用したとしても、その考えは変わらず、もちろん教えはするものの、ある程度から先は自分で行動することが求められます。

外資系企業はなぜ日系企業と比べると年収・給与・給料が高いのか

外資系企業が日系企業と比較して一般的に高い年収を提供する理由には、いくつかの要因があります。その理由は経営戦略、企業文化、報酬体系の違いなど、多岐にわたります。以下に、主な理由を解説します。

英語が話せること・バイリンガルであることによる評価

まず外資系企業は海外とのやりとりも出てくる企業がほとんどでしょう。その場合、英語でメールだけではなく、話すことができる日本人というだけで評価が高まります。クロスマーケティングが行った調査によると、実際に日本人のうち、問題なく、話したり、聞いたりできる人は全体の2.5%、ビジネスレベル以上の英語力を持った人材は2.2%とかなり少ない状態です。

日本というマーケットが世界的に見れば、上位に来ているにも関わらず、英語ができる人材が少ないため、外資系企業からすると高い給与を払ってでも採用したい。そのため外資系企業での日本人の給与は高くなるのです。

パフォーマンスベース・成果ベースの給与体系

外資系企業は、パフォーマンスベースの報酬体系を採用していることが多く、個々の成果や貢献度に基づいて報酬が決定されます。通常の年収に対してパフォーマンスボーナスと呼ばれるものがこれにあたります。特に営業職にみられます。もちろんMarketingであっても、業績及び何をやったのかによってボーナスは支給されます。

これに対して、日系企業では年功序列や終身雇用が根強く、勤続年数や年齢が給与に大きく影響する傾向にあります。外資系では、成果を出した社員には豊富なインセンティブやボーナスを提供することで、モチベーションの向上と高いパフォーマンスを促します。外資系企業で働いている人は優秀と言われるのはこういった給与体系が一因となっているのでしょう。

グローバルスタンダードへの適合

外資系企業は、グローバルな市場で競争するために、世界各国での人材獲得において魅力的な報酬パッケージを提供する必要があります。特に専門性が高い職種やグローバルに活躍する人材に対しては、国際的な基準に基づいた競争力のある給与を設定しています。ニュースで日本のみ給与の上がり幅が小さいと言われていますが、まさにこれが理由となります。

経営資源の配分

外資系企業は、経営資源を効率的に配分し、業務の成果に直結する部門や人材に高い報酬を支払う傾向にあります。これにより、重要なポジションやキーパーソンを確保し、企業の成長を加速させる戦略を取っています。もちろん重要なポジションになればなるほど、成果が求められ、成果が出なければ変わるということもあり得ます、

組織構造とフラットな階層

多くの外資系企業では、フラットな組織構造を採用しており、決定権が分散されています。このような構造のもとでは、個々の責任と役割が明確で、それに見合った報酬が支払われることが一般的です。パフォーマンスボーナスとは違い、マーケティングや事務職であっても、それぞれに役割が明確だからこそ高い給与を渡すことができるのです。

福利厚生とトータルリワード

外資系企業では、基本給だけでなく、健康保険、退職金制度、ストックオプションなどの福利厚生や非金銭的な報酬も充実していることが多いです。これらは総合的な「トータルリワード」として捉えられ、社員にとって魅力的な条件を形成します。ただ、401Kや退職金はない企業も多く、自分自身でしっかりと調べることが大切でしょう。

これらの要因により、外資系企業は日系企業と比較して高い年収を提供する傾向にあります。しかし、高い報酬だけが外資系企業の魅力ではなく、キャリアの可能性、働きがい、職場環境など、総合的に検討することが重要です。

外資系企業に転職するメリットは?

外資系企業に転職することにはいくつかのメリットがあり、これらは個人のキャリアアップやライフスタイルの向上に大きく貢献することができます。以下に、外資系企業への転職がもたらす主な利点を挙げます。

  • 高い給料
  • グローバルに働くことができる
  • パフォーマンス重視の評価
  • メリハリがつく働き方
  • ダイバーシティな環境
  • 働きやすい環境
  • フラットな職場

1. 高い給与水準と充実した福利厚生

上記にも記載した通り、外資系企業は一般的に、日系企業と比較して高い給与を提供する傾向にあります。これは、グローバルスタンダードに基づいた給与体系や、パフォーマンスに基づく報酬システムを採用しているためです。また、海外の福利厚生の慣行を取り入れており、健康保険や退職金制度、柔軟な休暇制度、昼食代補助など、充実した福利厚生を提供しています。

2. グローバルなキャリアパス

外資系企業での勤務は、グローバルな視野を持ち、国際的なビジネススキルを磨く絶好の機会を提供します。海外のクライアントやパートナーとのプロジェクトに携わることで、異文化コミュニケーション能力や外国語スキルを向上させることができます。さらに、社内公募も頻繁に行われ、優れたパフォーマンスを発揮すれば、海外オフィスへの転勤などのチャンスもあり、真にグローバルなキャリアを築くことが可能です。

3. パフォーマンス重視の評価システム

外資系企業は成果主義の文化が根付いており、個々のパフォーマンスや成果が給与や昇進に直結します。これにより、自分の努力や成果が公平に評価され、モチベーションの向上につながります。また、実力次第で早期のキャリアアップが見込めるため、野心的な目標を持つ人にとって魅力的な環境です。

4. フレキシブルな働き方

多くの外資系企業では、フレキシブルな働き方が推奨されています。リモートワークやフレックスタイム制度の導入により、ワークライフバランスを重視する働き方が可能です。これにより、自分のライフスタイルに合わせて仕事をすることができ、仕事とプライベートの両立を目指す人にとっては大きなメリットとなります。

5. ダイバーシティ&インクルージョン

外資系企業は多様性を重視し、様々な背景を持つ人材が活躍できる環境を提供しています。異なる文化や価値観を尊重する企業文化のもとで働くことで、新しい視点を学び、広い視野を持つことができます。

6. 従業員が働きやすい環境づくり

外資系企業は人事の機能が日系企業と違うと感じます。人事は日系企業では福利厚生を導入、人事手続きをする部門と考えられますが、外資系企業ではこれに加えて、従業員満足度が入る場合があります。つまり従業員がその会社で働くことに満足しているのか、という評価です。

また完全に匿名として社内アンケートが行われます。日系企業の場合は人事側も把握するために匿名と言いつつ、裏では誰が答えたかわかりますが、外資系の場合は完全に匿名として働き方や満足度を把握し、管理職に改善を求めます。そういった点も働きがいのある会社として外資系企業が多くランクインしている理由ともいえそうです。

会社によっては社食やコーヒー、フルーツなどの無料サービスがあります。日系企業でもこういったことをしている会社がありますが、外資系では割と一般的なサービスです。こういったサービスがあるからオフィスに行きたくなるという気持ちにさせてくれますね。

7. フラットな環境

外資系企業は社長や役員との距離が近いと感じます。たとえ社長であっても、社長室だけではなく、従業員の近くに座りなるべくコミュニケーションをとる方が多いと感じます。これは上記の働きやすさを把握するためともいえますが、新人であっても社長とコミュニケーションを取ろうとするのは外資系ならではであり、個人的には非常に素晴らしいと感じます。

外資系企業への転職を検討する際には、これらのメリットを踏まえつつ、自分のキャリア目標や価値観、働き方の希望に合致するかどうかを考慮することが重要です。また、外資系企業特有の働き方や企業文化に適応できるかどうかも、成功の鍵となります。

外資系企業への転職のデメリット

外資系企業への転職が多くのメリットを提供する一方で、注意すべきデメリットや挑戦点も存在します。これらを理解することで、自身にとっての最適なキャリア選択をするための判断材料とすることができます。

1. 日系企業との文化の違いと適応の難しさ

外資系企業は、日本の企業文化と異なる場合が多く、フラットな組織構造、直接的なコミュニケーションスタイル、成果主義の評価基準など、新しい働き方や価値観に適応する必要があります。この文化のギャップに対応できないと、仕事上でのストレスや孤立感を感じることがあるかもしれません。

また残業は基本的に行わず、業務時間内に終わらせる人がほとんどです。残業ばかりしている=成果が上がっていない、仕事が遅いと思われます。このギャップに適応できないとストレスを抱えてしまうでしょう。

2. 英語力や他の言語スキルの必要性

外資系企業では、業務上で英語をはじめとする外国語が求められる場合が多いです。もちろん、企業によっては不要なところもありますが、高い給与の外資系企業では不要であっても、英語が話せる方は多いです。これに伴い、日常的なコミュニケーションからプレゼンテーション、レポート作成に至るまで、高い英語スキルが必要とされます。英語に自信がない場合、自分で英語を業務外で学ぶ必要があり、業務遂行に苦労することがあり得ます。

3. 業績による雇用の不安定性(レイオフの可能性)

外資系企業は、業績が良い時は報酬や昇進のチャンスが豊富にありますが、業績が悪化するとリストラクチャリング(組織再編)や人員削減が行われることがあります。このため、雇用の安定性が日系企業に比べて低い傾向にあると感じることがあります。もちろん外資系企業で働く人たちはそうならないように努力しており、たとえリストラになったとしても、次をすぐに探すことができるスキルの高い人たちが多いです。また、リストラになっても、仲間同士や企業内で次の職場を探す手助けをしてくれることもあります。

昨今ではコンサルティングファームが早期退職のパッケージを提示するなどしています。ただ外資系企業の厳しい環境に身を置いている方であれば転職先も割と早く決まるため、このレイオフを受諾し、数ヶ月間の給与で長期旅行をし、リフレッシュした後に別の会社で働くという方も少なくありません。

4. ワークライフバランスの課題

外資系企業では、フレキシブルな働き方が可能な場合が多い一方で、プロジェクトの締め切りや時差を考慮した国際会議などにより、時には業務外労働や長時間労働や休日出勤が発生することがあります。また、成果主義の文化のもとで高いパフォーマンスが常に求められるため、プレッシャーを感じやすい環境であると感じる人もいます。ただ日系企業ほどではないと感じますが、どうしても成果が上がらない人は残業せざるを得ないでしょう。

5. キャリアパスの不透明さ

日本企業に比べてキャリアパスが明確でない場合があり、自己主導でキャリアを形成していく必要があります。外資系企業によっては、キャリアアップのための支援が充実していないこともあり、自身で積極的にスキルアップやネットワーキングを行う必要があります。

これらのデメリットを克服するためには、転職前に十分なリサーチと準備が必要です。また、外資系企業の働き方や文化に適応できるかどうかを自己分析することも大切です。外資系企業での経験は、個人の成長やキャリア発展に大きく貢献することができますが、自分に合った環境を見極めることが成功の鍵となります。

外資系企業の仕事内容とは?

外資系企業での仕事内容は、その企業が属する業界や専門分野、さらには企業のビジネスモデルや組織文化によって大きく異なります。しかし、一般的に外資系企業では、グローバルな視点を持ちながらも、ローカルマーケットに適応したビジネス戦略を展開することが求められます。以下は、外資系企業で働く際に見られる一般的な仕事内容の例です。

マーケティング・営業関係

  • 市場分析: 業界のトレンド分析、競合分析、ターゲット市場の特定などを行います。日本独自の文化があるため、それを本社へ説明、承認を取るプロセスも入ってくるでしょう。
  • ブランド管理: ブランドイメージの構築・維持、プロモーション戦略の立案と実施などを担当します。グローバルのブランドガイドラインがあればそれに準拠する必要もあります。
  • プロダクトマネジメント: 製品開発から市場投入までのプロセスを管理し、製品ライフサイクル全体を通じた戦略を立案します。製品が英語の場合は日本語へ翻訳し、どうするかも考えないといけません。
  • セールス: B2B(企業間取引)またはB2C(企業から消費者への販売)のセールス活動を行い、顧客との関係構築を図ります。

ファイナンス・会計

  • 財務分析: 企業の財務状況を分析し、収益性、流動性、債務状況などを評価します。適宜グローバルチームに報告する必要が出てくるでしょう
  • 予算管理: 年間予算の策定、予算実績の分析、コストコントロールなどを行います。同様にグローバルで提供されるフォーマットに準拠する必要が出てくるかもしれません。
  • 会計: 日々の会計業務、財務報告、税務対応などを管理します。

人事・組織開発

  • 人材管理: 採用、評価、研修、キャリア開発など、従業員のライフサイクル全般をサポートします。本社や他の国で離職率を下げパフォーマンスを上げるにはどうしたらいいのか適宜話す必要がありあmす。
  • 組織開発: 組織文化の強化、チームビルディング、ダイバーシティ&インクルージョンの推進などを行います。

IT・テクノロジー

  • システム開発: ソフトウェア開発、アプリケーションのメンテナンス、新技術の研究開発などを行います。グローバル全体で導入のソフトウェアであれば、どのようにローカライズする必要があるのか、ソフトウェアに日本語が対応できないか、マニュアルはどうするのかなども入ってくるでしょう。
  • ITインフラストラクチャ: ネットワーク管理、データセンターの運用、セキュリティ対策などを担当します。

研究開発(R&D)

  • 新製品開発: 新しい製品やサービスの開発を行います。特に、医薬品、自動車、化学、ITなどの分野で活動が活発です。
  • 技術革新: 業界の最先端技術を追求し、革新的なソリューションを開発します。

これらの仕事内容は、外資系企業の特性上、英語などの外国語スキルや、グローバルなビジネス環境でのコミュニケーション能力が求められることが多いです。また、企業によっては、高い専門性や特定分野における深い知識が要求される場合もあります。外資系企業でのキャリアを目指す場合は、これらのスキルや経験を積極的に身につけ、自己成長を図ることが重要です。

外資系に向いている人・活躍できる人はこんな人

外資系企業で活躍するためには、特定のスキルや性格特性が求められます。これらは企業のグローバルな事業展開や、多様性を尊重する文化、成果主義の評価システムなど、外資系企業の特性から来ています。以下に、外資系企業に向いている人や活躍できる人の特徴をいくつか挙げます。

グローバルな視野を持つ人

  • 多文化理解: 異なる文化や価値観を受け入れ、それらを理解しようとする姿勢が重要です。差別をする人、人前で悪口を言う人などは外資系企業では向いていません。
  • 言語能力: 英語をはじめとする外国語でのコミュニケーション能力が必要とされる場合が多いです。英語や外国語でコミュニケーションを取るのに抵抗がない方、ビジネスレベルの言語スキルを持っていると有利です。

自立性と主体性を持つ人

  • 自己管理能力: 自らの業務を管理し、高いパフォーマンスを維持する能力が求められます。
  • プロアクティブ: 自ら積極的に行動し、新たなアイデアや提案をする姿勢が重要です。逆算して納期内にプロジェクトを進められる人が活躍できます。誰かが遅いからと誰かのせいにするのではなく、しっかり自分から行動をすることが大切です。

成果主義に基づいて動ける人

  • 目標達成意欲: 設定された目標に対して高いモチベーションを持ち、達成に向けて努力できる人。目標のために、プライドは捨て、若い人にも結果が出ている人にしっかりと聞きにいけることが大切でしょう。
  • 成果を出すことにコミット: 個々のパフォーマンスが直接評価や報酬に反映されるため、自己の成果に責任を持てる人が適しています。

高いコミュニケーション能力を持つ人

  • チームワーク: 多様なバックグラウンドを持つメンバーと協力して働く能力が必要です。
  • 説得力と影響力: 自らの意見を論理的に説明し、他人を納得させる能力が求められます。

フレキシブルな思考を持つ人

  • 適応力: 組織や市場環境の変化に柔軟に対応できる人が求められます。
  • 学習意欲: 新しい知識やスキルを継続的に学び、自己成長を図る姿勢が重要です。

外資系企業で活躍するためには、これらの特性やスキルを持ち合わせていることが大きなアドバンテージとなります。しかし、これらの特性やスキルは入社後に磨くことも可能です。そのため、外資系企業でのキャリアを目指す場合は、自らの強みを活かしつつ、必要な能力を身につけるための努力を惜しまないことが重要です。